スライド画像
042-507-8026 メールはこちら

最近の出来事 ちょっと一息

今年も残りわずか・・・ 

(2009.12.02)

今年も残り1月を切り植木屋さんは大忙しの時期です。私はと言うと庭工事、やっと水あげを終えて動かせるようになった樹木の植栽に取り掛かりながら少しずつ手入れに入らせていただいております。
大きな木がほぼ入り庭に奥行きが出来、訪れる人がわくわくするようなアプローチ、住む人が四季を楽しみ自然の恵みを感じて生活する庭が出来つつあります。

庭師とはなかなか面白い仕事です。よい庭を造る、よい手入れをする。じゃあ何がよい庭でどれがよい手入れか?答えがあるわけではありませんし、両方とも資格がないと行ってはいけないというわけでもありません。しかし木の剪定1つをとっても1本だけで見せるのか、全体の不陰気で見せるのかなどいろいろな剪定方法がありますし、いろいろな技術の集合体で庭は出来上がっています。なーんて難しいことを言うときりがありませんが・・・
よりよい住環境を造る。自然の恵みを受け、美しさを感じ取れる豊かな心を持つことの出来る庭を造れるよう日々勉強と挑戦の繰り返しです。



建物と庭の接点

(2009.10.14)

師匠の仕事で建物と庭の接点を施工させていただいています。
無視されがちですが、
庭を造る際、1番重要なところです。



草木に包まれて・・・

(2009.09.29)

師匠である親方の工事・お茶事の準備なども入りバタバタとして久しぶりの更新です。

現在、建物の建築前から庭のご相談に加わらせていただいた、お施主様の工事に取り掛かりました。東京の限られた空間の中、土や家を取り囲む環境の事を大切に考えてくださる、そんなお施主様と出合わせていただきました。

木のやさしさに包まれて暮す、そんな唯一の庭になる予定です。



山の石屋さんへ 

(2009.08.18)

今日は、ETCでトラックも半額の最終日・・・ちょっと遠く岐阜まで石を買いに行って来ました。門柱を造る為の大きな石です。

山で石屋さんの社長が待っていてくれ、石選びからトラックに乗る大きさまでカットまでしていただき、大変いい石を買うことが出来ました。そのあと少し社長と話をする時間の中で・・・
現在、国産の石は需要が殆どなく、石を採り出す山は殆どが停止し、石を加工する技術を持った職人は、墓石やコンクリート間知などなんでもやらなくては生活できない、また、その技術を持った職人は皆高齢化し、当然若い技術者はいなくなる状態だそうです。

少し私の疑問?について私も時々お手伝いさせていただく石積みと樹木剪定の仕事について書きたいと思います。

現在、ゼネコンや公共の仕事をするとき設計の先生?と称する人がいて、元請けの会社が、各業者に仕事を振り分けます。そして振分けられた会社から実際に施工する職人にたどり着くまでに何社かの会社がなぜかいます。当然元請けから出た金額は間に入る数社の会社にけづられ実際に施工する職人に割り当てられる石積み単価は少なくなり材料である石も安いものへとなります。それでも出来ないといえば仕事がなくなる、ないよりは安くてもやったほうがいい、当然そんなに時間がかけられないので手をぬかざるを得ない。いいものなど出来るわけありません。
剪定も同様です。普段よく目にする公共の街路樹・公園等の剪定・植栽を見れば分かります。植えれば管理をしなくてはいけないのは分かっているはずなのに予算が出ない・成長・樹種など考えず植えるので、剪定するときは、とにかくぶつぶつに切ってしまう。
もしかしたら悪いところは別にあるかもしれませんが・・・ここでそれを目にする一般の人はどうでしょうか?
日本の昔から受継がれてきた伝統の技術、感性はどうでしょうか?

戦後、欧米に見習えとやってきた中、日本人として大切な守るべきものも多くあると思います。


PS ここにあげた例えは特別悪い例をあげています。
 すべてではありません。ゼネコン・公共でも素晴しいものは沢山ありますのでご了承ください。



手入れ(樹の剪定・樹木管理)について 

(2009.04.29)

美しい新緑・沢山の花が咲き、1年の中で最も好きな季節です。今回手入れ(樹木管理)について思うことを書きます。庭を造るときに樹を植えます。その樹は必ず役割があります。目隠し・メインツリー・不陰気を出すもの・視線をとめる・根元を引締める・強弱を出すなどいろいろで、その役割に応じて、伸ばす・縮める・薄く濃く・小透かし荒透かし深山透かしなどの手入れを行います。その時1番大切なのは、その樹の樹形【伸び方・性質(線)】を崩さないことです。また、雑木では、大きさを維持したいときは幹を太らせないようにすることです。修行時代、「庭を造れない奴にちゃんとした手入れなんかは出来ない!手入れがうまく出来ない奴には庭は造れない!」と言われ、刈り込みや樹形がすぐに回復する常緑樹しか触らせてもらえなかったことがあります。それは、1つの樹をこの先どういう風にしたいか?どうあるべきか?庭の中でどんな役割か?がわからないと手入れなんか出来ないということです。逆に分かっている人が手入れした樹は、後で見ても、どうしていきたいかが分かります。
今、いろいろな庭を見る機会があります。庭木は生きています。
この庭(樹)をどうしたいのか?どういう風に造って(成長させて)行きたいのか?まったくわからない・樹形がすべてごつごつの樹や庭がものすごく多いいです。

なぜ人は自然のなかで心安らぐのか?なぜ自然の樹は美しいのか?
庭を管理する側、その庭を持つ側に問われる問題です。実はこれに大きく係わっているのは、街路樹・公園等の公共の樹木管理もあるのですが・・・

意外にいいものです。美しい樹に触れる生活は・・・



<<前のページへ次のページへ>>
042-507-8026
メールはこちら