哲学堂 I邸
都心にあり細長いお庭をもつI邸、リビングの前が車庫になりその車庫をどう見せるか?どのように庭を配置するかでお施主様とじっくり考えたお庭です。
庭造りの見えない部分も載せています。
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施工前には平らに土が敷きならしてありますが実際には道路とお庭、家との段差があります。
土をどう動かすか、駐車スペースをどう見せるか?どのようにお庭を使うか考えどころです。
施工前
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既にハウスメーカーで作られていたものをお庭の雰囲気に合わせて植替えと足元の作り替え(雑草等なるべく手間の係らないように)をさせて頂きました。
施工前(玄関前)
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室内から離れた隅に作業小屋を作ります。
先ずは基礎から・・作業小屋基礎
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作業小屋の木材加工です。
1つ1つしっかりとホゾを彫り加工していきます。木材加工
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しっかりと組まれた作業小屋・・このお庭の重要なポイントになります(作業途中)
作業小屋
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屋根も波板やポリカではなく板金でしっかり葺きます。
作業小屋屋根
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給水、排水、基礎、下地など庭造りには完成後見えなくなる部分が沢山あります。
その中でも一番重要な部分が排水です。
雨水など植物や建物にも係わってくるので表面排水の事もしっかり考えて造ります。
排水設備
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使いやすいよう土間打ちしました。
作業小屋下の土間
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敷地の高低差を解消するため積む石を取りに山へ来ました。
石も植木と同様、山で使い方に応じた材料を選びます。
贅沢で高価にも見えますが、実際は量にもよりますが選定した材料で施工した方が問屋で注文するよりは無駄がなく施工もしやすいので手間も減ります。山へ・・
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石と枕木(ウリン)で腐らないカケヒ作り。
ヒの部分は銅管を使用するので腐ることはありません。
筧(カケヒ)
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この庭には沢山の川石がありました。
その中で平らな部分があるものは手前の延べ段に使い大きなものは隣家への土留めに使いました。
庭造りは自然の材料はなんでも使えます。そこに合ったもの
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水道管も引きます。
水道工事
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石積み
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既存の石を積んで隣家に土が流れないように・・・見えない所にも配慮が必要です。
盛り土の裏の処理
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E邸で作ったソーラーポンプをここでも入れました。
陽がさすと水の落ちる音がします。
右下のボックス内で水量、水の給水、ポンプのメンテナンスが出来ます。水音
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完成
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土の部分は締固め地苔がのる様に仕上げてあります。
これから年数を重ね、木が根付き草が生えて行きます。
完成
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畑の脇、敷地の隅に設けた水屋(作業スペース)です。
流しを設け作業の際は簡易的な折りたためるベンチも付けました。
使い方自在のスペースです。
完成
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完成
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サイプレスのウッドチップ・・足にやさしく、雑草防止に。
完成
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完成
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駐車スペース・・コンクリートだと固く冷たいイメージ、枕木などは傷みや虫が気になる、公園などに使われる土(真砂土)の舗装に砂利を入れました。
雑草を抑え、土の柔らかさを残します。完成
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完成
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完成
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砂利ではなく大き目の栗石と野草で自然観を出し、また雑草も抑えます。
完成
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玄関ポスト周り・・雑草等手間の係らぬように、すっきりとしあげます。
完成
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完成